2008年7月5日土曜日

SONY 9xx/8xxシリーズのWM-Portケーブルの製作・その1

以前、武闘家アンディさん(仮名)とお会いした際、
SONYのA9xx/8xx WM-Portケーブルのお話を載せた訳ですが、



ちょこっと各方面で反響があったようで、
先日、オヴァQのメンバーの一人のSONYのDAP使いの方から
連絡を頂き、AIR.さん、SONY 9xx/8xx WM-Portのケーブルを
オーディオ用の高いケーブルで作ってYo!と
頼まれましたので、しょうがねぇなー、代わりに対価は

『You,今夜僕の部屋に来ちゃいなYo!』

と、どっかのアイドル事務所の社長ばりの
要求はしませんでしたがw

ここは可愛いオヴァQファミリーのために
一肌脱ぐか、と言う事で、

僕の技術じゃ作れないかもしれないけど
その時は勘弁してね、って言う条件を元に
少しだけ気合を入れて?(笑)作ってみました。








使用するWM-PortはSONYが出している、
録音ケーブル用の物を使います。
(要はPortのコネクタ部分だけが欲しいわけですね)
(定価1,500円。ヨドバシで1,280円で売っているものです)

こいつを殻割りするには
接着剤がべっとり付いているので、分解するには一苦労ですが
カッターを使って切込みを入れつつ、割ると上のような感じに。



ネットでも中身を大きく載せている所は
あまり見ないので、せっかくですし、
もっと拡大写真も載せておきましょうか。





中身はこんな感じ。
写真で見るとかなり大きいですが、実際はとても小さいです。

iPodのDockよりも大きさが小さく、
おまけにピン端子のピッチも狭いので作業は
慣れていないと大変かも。

ただ、表面実装のチップコンデンサや
チップ抵抗の半田付けを、やった事がある方なら
半田付け自体は難しくはないと僕は思います。

































こちらは取り外し後のWM-Port。
ご覧のようにピンは全て予め
はんだ付けがされています。
(写真では左下のチップ抵抗も交換してあります)

iPodの市販品のDockを流用する時のようにピンが足りない、
ってな事は無く、音声出力用のピンは
WM-Portには全てついていますから、
後はL、R、GNDに線を半田付けすればOK。

ただし、チップ抵抗も交換して、
ラインアウト(ソニーの場合オーディオアウトでしたね)
として認識させないといけません。
値はかなり幅広く、出力可変、充電機能をON/OFFだったか
色々ありますから詳しくは割愛しますが
興味がおありの方はWikiで調べて見ると良いかもです。
※Wikiには詳しく載っております


ですので、L、R、GNDに単純にケーブルを繋いだだけでは
この場合、オリジナルの録音ケーブルとしてしか
認識しかされないので注意が必要です。

















まず、我が弟子wアンディさんが作った物と同じように、
ステレオミニジャックを埋め込んでみます。
これで好きなケーブルを使えるようになるので
便利ですね。
ただし、こちらもそのままでは入りませんから
ケースを削って加工します。

そして無事音が出るのを確認したら、
接着剤で蓋をして閉めて完成です。
これはいつもお世話になっている方へのプレゼント。
僕は色々、いただき過ぎちゃっているので、
ささやかな、せめてもの恩返しであります。


この録音用ケーブルのWM-Portは、iPodのDockと
決定的に違うところは、蓋をあけてしまうと、
接着剤で蓋をする以外、閉める事が出来ない事ですね。

開けるのも(殻割りするのも)相当面倒くさいですが、
閉めるのも面倒臭い('A`)
もうね、メンドクサガリータ&サミシガリータの異名を持つ
AIR.@CrossOverには面倒くさいだらけですw


ですが、自作アンプを作るよりかは
遥かに楽ではありますが。。
いや、アンプを作る方が楽かな…どうだろ('A`)

と言う訳で、長くなるので次回へと続きます。