2008年10月4日土曜日

Xin Super macroⅣの修理+N-Trance feat. Ricardo Da Force - Stayin' Alive

週末の夜と言えば、サタデーナイトフィーバーです!

BeeGeesの名曲、Stayin' Aliveを思い浮かべる方や
若い頃ナイトクラブで、ブイブイ言わせていたぜ(死語)とおっしゃる
猛者の方もいらっしゃるかも分かりませんがw

1995年にN-Tranceによってカバーされた
こちらの曲を。


N-Trance Featuring Ricardo Da Force - Stayin' Alive




ジョン・トラボルタを髣髴させるファッションが素敵です。
ダンス☆マンの衣装はここからパクってるんですねw

※ちなみにCross☆Overは色んなサイトからネタをパクっています。



我が弟子アンディ・フグ夫さんも大好きなこのフレーズ、
Everybody in da house,
come on an let me hear ya say oh ho

Everybody in da house,
come on an let me hear ya say ho ho ho!

と叫びましょうw























と言う訳で、
以前から、オヴァQのTea Two eMさんに
Xinのポータブルヘッドフォンアンプ、Super Macro Ⅳを
修理してくれないか?と頼まれていたのですが、
いつも色々お世話になっているので、
流石に、無碍には出来ないと思い(ここがポイントです)
壊しても良いなら(おいw)と言う条件で、引き受けてみました。





XINのSM4についてはこちらから。

http://www.fixup.net/talk/topic.asp?TOPIC_ID=1759



とは言っても、音が出ないとか、電源が入らないとか
と言う、訳ではなく、このSuperMacroⅣ(以下SM4)は

今まで聞かせて頂いた個体全てに言える事ですが、
ステレオミニジャックが緩く、抜けやすいため、
接触不良のトラブルが多いようだったので、
ここを交換して欲しいとの事でした。



SM4はポータブルアンプを使う人間では
知らない人はいないと言っても、過言ではないほど、
有名且つ、入手が困難なアンプでして、ヤフオクでも
高値で取引されるほど、希少品なので、
本来であれば、あまり中身をイジりたくはないのですけれど
(もちろん、それはXin博士が作った、完成された物を
僕のような第三者がイジると言う意味でも)

流石に修理依頼を、Xin博士に投げて、アメリカに送っても
いつ修理から帰ってくるか分からないと言う理由も
あったり、無かったりw








中身の写真です。
構成はオーナーさんがイジっているからかは
分かりませんが、AD8610+BUF634*2
AD8620+BUF634*2と言う構成です。

以前Chris部長のSM4を、見せさせていただいた事がありましたが
仕様は若干異なり、AD8620の代わりに
OPA2134(現在はNJM14558が挿してあったはず)、

AD8610の代わりに、OPA627AP、
他にもBUF634が面実装の634UとDIPの634Pの
組み合わせだったりとで仕様が違えば、
音も当然違うため、一概に比較できませんが、
とても柔らかい音だったのを覚えています。


こちらのSM4は、それに対して、締まったタイトな音ですね。
空間の広がり方も全く異なるため、好みが分かれそうです。













…それはさておき^^;
確実に言える事は、両者とも、ジャックがゆるゆるな事です。
ガバガバなのはよろしくありませんw

適度に締めて、食い付いてくれないと、
ちょっとした拍子に抜けてしまいますからね。






左から、XinのSM4に付いていた
Made in China製のステレオミニジャック。
真ん中が★マークの付いている、ホシデンのジャック。一番右も
同じくホシデンのジャックです。こちらはスイッチ無しタイプ。
以前、A47改を作った際に使ったジャックと同じ物です。

スイッチ無しタイプは、ジャックの部分が、
突起部分がプラスチックなので、他と比べて
ちょっとだけ安っぽいですが、
使うなら、これが僕は一番良いと思います。
見た目はアレですけれど、突起部分が金属でも音は変わりませんw


今回、依頼された事で大事なのは、壊れない
(接触不良にならない)事と、
しっかりプラグが食いつくことですからね。




























んでもって最初に付いていたジャックを
除去した後の写真です。
もちろん作業中は先ほどのN-Tranceの曲をかけながら
ノリノリで。
半田の匂いに脳がとろけながら

エビバディ・イン・ダ・ハウス!
カマーン・レトミィ~・ヒヤ・セー・ホーオォ~~♪とか

夜中に大声で叫んでいると、どう考えても変質者です。
本当にありがとうございまorz




こう言う事を、やる人が余りいないので、
参考になるかは分かりませんが^^;

あっ、もちろんこう言う事と言うのは
エビバディ・イン・ダ・ハ~~ウス!とか、
夜中に叫ぶことじゃないですw




















写真の、ICが全て抜いてあるのは、
万が一の時の事を考えてです。あと、
作業のしやすさを考えると、ひっこ抜いておいた方が楽ですからね。


それと、忘れてた、半田は
日本アルミットのSR34sを使用しています。
出来れば、Xinと同じハンダを使いたかったのですけれど、
匂いから判別するに(笑)どうもKesterっぽい感じがするんですが、
どうなんでしょうね?
























仮装着中。こんな感じになります。
スイッチ付きタイプのステレオミニジャックなので、
必要の無い足を、あらかじめ切ってSM4のGNDに接触しないように
絶縁しておきます。

その後、ハンダ付けする前に
基板側の位置をしっかり確認してから、ハンダ付けすればOK。

もちろん、ステレオミニプラグの食いつき具合も
既にチェック済みです。



後はケースに戻して音出し確認をすれば終了。





ご本人の名誉?のために書いておきますが、
梱包材にくるんであるのは、これは僕がお借りした後、
ボディを傷をつけないように巻いておいたものです。

安っぽく見えますが、t2mさんが使われる際は
こう言った使い方をされていないので
ご注意下さいw





交換後の見た目は、交換したとは分かりづらいのが
良いですね。こうする事で、より純正ちっくにw


















SM4に限らず、完成された製品を
イジると言うのは、大概(それは改造と言うジャンルは
何でもそうなんですが)
改悪する事が多く、元々のバランスを崩してしまう事に
なりがちなので、自分の狙いたい方向に
シフトさせるために、最低限イジると言うのは
なかなか難しいものです。
元々バランスが良い物なら、なおさらですからね。

きっとそれは美容整形もそうなんだろうなぁ…と
某芸能人を見ているとひしひしと感じます。


…アンプなら特に僕のDrHEAD、DrDAC然りorz



こう言った、ノーマルより良くさせる微々たる『改善』と
言うのは、なかなか出来ないものですが、イジられる方は
そう言った事を、頭の片隅にでも良いので
入れておくと、自分の

『進む道』


に、迷いが生じづらくなると思いますw

もちろん、美容整形もでありますw

どうしたらトム・クルーズみたいな
イケメソになれるかなぁ…(´ω`)































この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ

危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となる

迷わず行けよ

ゆけば分かる


ゆけば分かるさオマエモナー(´∀`)






良いオチがついた所で、今日もこの辺でw

ここまで見て下さってありがとうございます!