2016年1月18日月曜日

iPod Classicシリーズを大容量化出来るアダプター『iFlash-Dual』を試してみる。

今回は久しぶりの改造ネタです。実は色々やってはいるのですが
全く記事にしていないというorz





という訳で、今回Tarkanさんが開発したイギリス製の『iFlash-Dual』と言うアダプターを使って
手持ちのiPod Video5.5Gを改造してみます。

参考サイトはこちらです。

・iFlash.xyz

・Appleちゃんねる

・退屈な日々

・hirotaka yano

・Spot Note Blog


いずれも皆さんしっかり解説されていますので、僕の方では補完する部分を
忘備録として記しておきます。


このUK製のアダプター、だいたい日本円で5千円くらい。ペイパル支払いで
僕の場合12月の18日に注文して大晦日の夜に自宅に届いていました。
ちょっと早いお年玉でしたw







右の白いiPod Video5.5GはSSD128GB(スーパータレント製)に6年ほど前に交換したもので
かなり年季の入ったものですが、
今回改造に使うのは左側の黒いiPodになります。

こちらは内臓のデフォルトのハードディスクを
32GBのコンパクトフラッシュカードに改造したもので、こちらも当時としては
メジャーな改造の一つでしたが、いかんせん容量が少ない。

ですので、こいつをさくっと分解して、今回は黒いiPodの容量を増やそうと思います。

改造できるiPodも5世代以降とのことですが

-iFlash-Dual対応のiPod Classic-

iPod 5g Video 30Gb, 60Gb
iPod 5.5g Video 30Gb, 80Gb
iPod 6g Classic 80Gb, 120Gb, 160Gb *Limit of 128Gb with SD cards
iPod 7g Classic 160Gb (late 2009)

この表を見る限り、最終版のiPod Classicか、iPod5.5G(80GBモデル)が
ベストな選択に思えます。しかも6Gクラシックだと128GBの制限があるようですね。

更に曲数の制限もあり、2万曲か5万曲までとのこと。

https://www.iflash.xyz/store/iflash-compatibility/

大容量になれば大量に曲を入れられる反面、こう言った問題も出てくるのが
悩ましい所。(でも、そんなに入れても聞かないよ、とか言ったらダメですねw)








使用するSDXCカードはTeam製の128GBと256GB。
SDカード自体に相性があるようで、開発者のTarkanさんのお手紙に
使用出来るSDカード、それとオススメのSDカードの一覧が書いてありました。




Appleちゃんねるさんのところにも書かれてありますが、以下は動作確認が取れているもの。

-iFlash-Dual対応のSDカード-

64Gb SDXC UHS-I (U3) PNY Elite Performance
64Gb microSDXC UHS-I Samsung EVO
64Gb microSDXC UHS-I Sandisk Ultra
64Gb SDXC UHS-I (U3) Sandisk Extreme


128Gb SDXC UHS-I (U1) PNY Elite Performance
128Gb SDXC UHS-I (U3) PNY Elite Performance
128Gb SDXC UHS-I Qumox
128Gb SDXC UHS-I (U3) Sandisk Extreme


256Gb SDXC UHS-I (U1) Kingston SDA10/256GB
256Gb SDXC UHS-I (U1) PNY Elite Performance
256Gb SDXC UHS-I (U3) PNY Elite Performance
256Gb SDXC UHS-I (U3) PNY Elite Performance
256Gb SDXC UHS-I (U3) Sandisk Extreme Pro


512Gb SDXC UHS-I (U1) Kingston SDA10/512GB
512Gb SDXC UHS-I (U3) PNY Elite Performance
512Gb SDXC UHS-I (U3) Sandisk Extreme Pro

この中でPNYの奴がオススメのようですが、公式では動作確認が出ていないですが
他サイトの方のオススメのTeamのSDカードにしてみました。
こちらも動作は問題ないとの事。








※SDカードを使うにあたっての注意です。
必ずFAT32で予めフォーマットして下さい。そのままiPodに組み込んでも
iTunesで認識してくれません。

僕はFAT32フォーマットはHPが無償提供している
HP USB Disk Storage Format Toolを使いました。

http://hp-usb-disk-storage-format-tool.softonic.jp/

他のフォーマットソフトでうまく行かない場合はこちらを使って見て下さい。
(自分の環境下ではバッファローのフォーマットソフトはダメでした)








2枚挿すことが出来るアダプターなので、2枚必ず挿さなければいけないように
思われますが、1枚でも大丈夫です。
なので、予算的に、容量的にもそこまでいらないよ、と言う方には
1枚でもOK。

また、将来的に容量を増やそうと思っても簡単に出来るので、拡張性も高い。

しかもSDカードの需要はiPod用にしなくてもノートPC、デジカメなどにも使えますから
あとの事を考えてもとても便利です。










SDカードを装着。写真では容量の表記を見せるために半挿し状態ですが
しっかり奥まで差し込めばカチッと音がしますから、ロックしたかどうか確認出来ます。


注意点として他ブログの方々も書かれていますが、転送速度が高速なSDカードを
スロット1に挿すこと。写真左側のスロットですね。


こちらにシステム情報や、アルバムアートなどの情報が
書き込まれるためだと思われます。
(1枚だけ挿す場合ももちろん、2枚違う容量を挿す場合も、容量の大きい方をスロット1に挿します)

















iPodを分解後。以前のCFが刺さったままです(笑)



















大きさ比較。
iFlash Dual(写真左側)の方が薄く、軽いです。
時代は進化してるなあと感じる瞬間でもありますw












こちらはiPodのロジックボード。ヘッドフォン側の出力カップリングコンデンサーを
増量しているので何か伸びていますw


※余談ですが、こちらのiPodはLINE OUTと
ヘッドフォン側の出力カップリングコンデンサーは
LINE OUT側はバイパス(ショートカット用の配線材はパラジウム線)、
ヘッドフォン側はそれぞれ470uFのタンタルコンデンサーをパラ接続してあります。


















そしてこれであとはiTunesで復元をかければOK。。

なんですが、途中の写真を撮り忘れてここまでしかないのでw
更にいじったお話を書きます。







上記の方法では256GB+128GBで合計384GBのiPodになったものの
↓の写真の通り、






先ほど白いiPodに入れたSSDと同じメーカーのスーパータレント製のSDカードを
秋葉原の浜田電気で安売りしていたので、つい衝動買いですw
確かこちらは7,900円くらいだったと思います(2016年1月10日)



これも動作確認が取れていないSDカードでしたが、最悪動かなかったら
一眼レフに使おうと思ってたので人柱覚悟で特攻ですw
そしてこれをHPのソフトでFAT32フォーマットをかけてiFlash Dualに挿します。



その結果がこちら。














256GBのSDXCカード2枚で512GB、容量の単位の計算の違いと、
システム領域分を引かれて480GBになったiPodの完成です。


iTunesでの復元は多少時間がかかるので不具合かな?と思っても
しばらく放置しておくのがポイントです。
(転送速度もこの時代のiPod Videoは10MB/sくらいしか出ないのも原因かも)

なにせ容量が従来の30GB→480GBまで増えていますからね。




今から11年前の2005年に発売された、iPod Videoが現役で使える上に、
最新のプレイヤーよりも容量が多く、音楽を気軽に圧縮しないで
ロスレスで突っ込める安心感は良いです。
128GBのSSDの時もとても快適でしたが、いかんせん音楽が溜まってくると
消さなければいけなかったのが、これで当分は気にせずに済みそうです(笑)


音質的には現代のプレーヤーにはなかなか勝てないかもしれませんが
(別途DAC+ヘッドフォンアンプを使えば話は別ですが^^;)
気軽に持ち歩けるプレーヤーとしては、間違いなくオンリーワンになれたかな?

発売から11年目の現在、粗も目立つ部分も多々ありますが
これからも末永く使ってやろうと思います。
よく、出来の悪い子ほど可愛いと言いますからねw



と言う感じで今日もこの辺で。




ここまで見て下さってありがとうございます!


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